昭和を彩る、名車が勢ぞろいしているARIIのオーナーズクラブをご存じでしょうか。
スケールは1/32で、カーモデルの王道である1/24スケールに比べると
少々物足りなさも感じるところですが、何よりそのバリエーションが凄い。
手頃な金額で、ここでしか手に入れる事の出来ない車種が目白押しです。
もちろん古いモデルなので、それなりの欠点はあります。
でも、それらを補って余りある魅力がこのオーナーズクラブにはあります。
少しみていきましょう。
ARIIのオーナーズクラブ、ここはひどい!
最近、このオーナーズクラブは店頭でもネット通販でも入手が困難になっています。
その理由は、ヤフオクなどで頻繁にこれを使ったジオラマが出品されるからです。
この様な昭和の懐かしい車は、ヤフオクのジオラマ部門でも大人気です。
多分、現在においてはもう生産されていないと思いますので
今ある在庫が無くなれば、そこで終了となるはずです。
価格は大体、平均して700円から900円で手に入ります。
気に入った車があれば、迷わず買っておきましょう。
さて冒頭でも述べた、このオーナーズクラブの欠点とは何か?
それは買うともれなく付いてくる、部品のバリです (笑)
今回は「三丁目の夕日」でも有名な ダイハツ ミゼットで見ていきましょう。
ハイ、餃子の王将も真っ青になるバリです。
何故、ここに羽が・・・。
当然、これらはデザインナイフできれいに削り取らなくてはなりません。
これはボディですが、他にもホイールやシャーシ等にも、もれなく付いてきます。
欠点といえば、これだけですかね。
1/32スケールという事で、部品点数も少な目で助かります。
デカール、クリアパーツも含めて、これが全てです。
当然、説明書も・・・
そう、①から⑥だけで完成する手軽さ。
その分、余った時間を塗装に注げます。
高度成長期の街並みを、縦横無尽に走り回ったミゼットのどんな箇所が汚れ
どんな部品が錆びついてしまうのか?
そんな楽しいウェザリングの時間も、このオーナーズクラブの持つ魅力の一つです。
では、昭和の時代を駆け抜けてきた数々の名車を見ていきましょう。
オーナーズクラブの比類なき名車シリーズ
まずは私の大好きな「HONDA T360」
数々の名作オートバイを世に送り出してきたHONDAが、初めて作り出した軽トラック。
354㏄のエンジンで4キャブレターを搭載したDOHCエンジン。
当時の事を知る人から聞いた所、このT360が走ってきただけで
その音からHONDAの軽トラだと分かったそうです。
HONDAスポーツ500と共に「HONDA」の名を世に広めたルーツともいえる車です。
スポーツカーの存在を世に知らしめた、スカイライン。
ロータリーエンジンの雄、RX-セブン。
今なお語り継がれる、往年の名車 240Z。
最高出力150馬力、最高速度は200km/h以上で国内外のレースを沸かせたHOTなモデルです。
ベレット1600GT
2基のツインチョークソレックスを装備したDOHCエンジンは
ゼロヨン加速16.6秒とレーシングカー並みの数字を残しました。
他にも、とても1000円以下とは思えない3輪トラックのプラモデルも大人気です。
元々は東洋コルク工業という自動車とは程遠い存在であった ”マツダ” が
昭和6年になって生産を開始した、マツダT2000オート三輪
ARIIのオーナーズクラブでしか目にする事のない貴重なモデルです。
今では軽自動車のダイハツとして名を馳せるメーカーですが
戦前戦後にかけては、3輪トラックメーカーとして知られたダイハツ。
そのダイハツのヒット3輪トラックが、CM10Tです。
日本有数の古い歴史をもった自動車メーカーの出発点ともいえるモデルです。
まだまだ数え上げればきりのない車種が目白押しですが、
とりあえずこの辺で終わりにしたいと思います。
是非とも残りは店頭やネットショップで、あなたの好みの一台を見つけて出して下さい。
まとめ
いかがだったでしょうか。
昭和の時代をさっそうと駆け抜けていった、オーナーズクラブの名車たち。
古い街並みやひっそりと佇む路地裏を作りこみ、そこにこんな車を置けば
もうそれだけで古き良き時代にタイムスリップできます。
想像力を働かせて、あなただけのジオラマを完成させてください。
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